精神障害について
精神障害を病気の面で考えると、大きく3種類に分類されます。
- 外因性精神障害
- 身体的原因があって生じたもの
てんかんなどの脳器質性疾患、覚せい剤、アルコールなどの中毒性精神障害など - 心因性精神障害
- 心理的な原因(環境からくるストレスなど)があって生じたもの
神経症、PTSDなど - 内因性(内部原因性)精神障害
- 原因が身体的とも心因的ともはっきりしないもの、あるいは、外からの刺激によってではなく、内側からひとりでに起こるもの(現在では脳の代謝や神経伝達の異常が推定されている)
統合失調症、躁うつ病など
白ゆり会では精神障害だけではなく、知的障害、発達障害、身体障害(視力、脳血管など)、他にも生きづらさを抱える方々が施設を利用されています。
一口に「精神障害」といっても、その病状は千差万別です。また、「精神障害」のもっとも重要な特徴は、「疾病と障害の共存性」 にあるといわれます。
医療機関への通院を継続し、服薬することで再発を防ぐことができます。
精神障害者にとって、医療は切り離すことができません。また、精神疾患を発症したことで、閉じこもりがちになり、通学や就労などの機会が制限されると、社会生活に支障をきたし、不自由や不利益が起きてきます。
これが、精神障害の「障害」の部分です。
精神障害者が地域で当たり前の生活をするためには、医療面の支援のみならず、生活に支障をきたす障害を克服するための支援がとても大切になってきます。